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5月の「今日は何の日?」~お話しネタとクラスの活動例

5月の「今日は何の日?」
毎月の園でのイベントや、お話しのネタに使えるような「今日は何の日」を集めました。意外に知らない記念日がたくさんありますよ。保育の活動アイデアの一つとして、記念日のネタから取り入れてみてはいかがでしょうか。今回は、5月の「今日は何の日」です。

5月上旬(5/1~5/10)

まずは、1〜10日の記念日をご紹介します。おすすめの活動例も参考にしてくださいね。

5月1日「令和はじまりの日」

【由来】
2019年のこの日より、元号が「平成(へいせい)」から「令和(れいわ)」となりました。

5月2日「カルシウムの日」

【由来】
カルシウム=骨をつくるために欠かせないということから、「コ(5)ツ(2)」の語呂合わせに由来。カルシウム錠剤メーカーのワダカルシウム製薬が定め、日本記念日協会から認定を受けています。

5月3日「そうじの日」

【由来】
「5と3」と「護美」の語呂合わせから一般財団法人 日本そうじ協会が制定しました。「ごみを減らして環境を守りましょう」という思いが込められています。この日には、全国で清掃活動が行われています。

※その他の記念日「憲法記念日」

5月4日「ラムネの日」

【由来】
1872年(明治5年)に、東京の実業家である千葉勝五郎がラムネの製造販売の許可を取得したことにちなんでいます。

5月5日「こどもの日」

【由来】
5月5日は、昔から季節の変わり目を表す五節句のひとつ、「端午の節句」として男の子の健やかな成長を祝う日とされていました。その後、1948年(昭和23年)に、「こどもの人格を重んじこどもの幸福をはかるとともに母に感謝する日」として国民の祝日に定められ、現在の「こどもの日」になりました。

お祝いの仕方としては、端午の節句の風習に由来するさまざまなものがあります。飾って祝う物としては、鯉のぼりや五月人形があり、また行事食としては柏餅(かしわもち)や粽(ちまき)があります。そのほか、菖蒲湯(しょうぶ湯)に入る風習があります。
【おすすめ活動例】絵本『そらまでとんでけ
いちごジャム作り
こどもの日には、こいのぼりの歌を歌ったり製作をしたりと、園全体で行事を楽しむ園が多いでしょう。そんなこどもの日の活動の導入には、『そらまでとんでけ』の絵本を取り入れてみてはいかがでしょうか。

主人公のみねこちゃんが通う「くりのきえん」では子どもたち一人ひとりが思い思いにこいのぼりを作ります。けれどみねこちゃんは、自分では作らずお友達が一生懸命作っているこいのぼりをけなしてばっかり。みんなに怒られたみねこちゃんはお家に帰ってようやく自分のこいのぼりを作り始めるのですが…。

ほんわかした可愛らしいイラストとファンタジックなストーリーの、こどもの日にぴったりの絵本です。

5月6日「コロッケの日」

【由来】
「コ(5)ロ(6)ッケ」の語呂合せにちなんで、日本記念日協会が認定しています。庶民の味として親しまれていたコロッケを、春に家族で食べてもらいたいという願いが込められています。

5月7日「コナモンの日」

【由来】
「5(コ)7(な)」の語呂合わせにちなんで、日本記念日協会が認定しています。たこ焼き、お好み焼き、うどん等の小麦粉を使った食品である「粉もん=コナモン」の魅力を伝えることを目的とされています。

5月8日「紙飛行機の日」

【由来】
「折り紙ヒコーキ協会」が制定し、2017年(平成29年)に日本記念日協会により認定されました。「GO(5)HIGH(8)」と読んで「行け、空高く」と5月の青空に高く飛んで行く紙飛行機の飛ぶ姿を表しています。一枚の紙を折るだけで作る「折り紙飛行機」の楽しさ、魅力をより多くの人に伝えることが目的。

5月9日「アイスクリームの日」

【由来】
 1965年(昭和40年)に、当時の東京アイスクリーム協会(現:一般社団法人日本アイスクリーム協会)が制定しました。1964年(昭和39年)、アイスクリームのシーズンが始まる連休明けの時期である5月9日を「アイスクリームデー」と決め、東京アイスクリーム協会が記念事業を開催し、都内の施設や病院などにアイスクリームをプレゼントしたことが由来。以後、この日を「アイスクリームの日」として、各地でイべントやプレゼントなどのPR活動を実施しています。
【おすすめ活動例】アイスクリーム製作
アイスクリームの日には、アイスクリームの製作遊びを取り入れてみてはいかがでしょうか。新聞紙と折り紙をくしゃくしゃに丸め、折り紙で作ったコーンに乗せれば、おいしそうなアイスクリームの完成。はさみを使わず簡単にできるので、2歳児クラスから楽しめますよ

折り紙の色を変えたりクレヨンでアレンジしたりすることで、いろんな味のアイスクリームが作れます。ティッシュの空き箱を使ったアイススタンドも用意すれば、アイスクリーム屋さんごっこにもぴったり。作って遊べる楽しい製作活動です。

5月10日「コットンの日」

【由来】
「コッ(5)トン(10)」と読む語呂合わせから、日本紡績協会が1995年(平成7年)に制定しました。また、コットン(木綿)が夏物素材として使用され、5月に店頭販売の最盛期を迎えることにもちなんでいます。

5月中旬(5/11~5/20)

次に、11〜20日の記念日をご紹介しましょう。おすすめの活動例も参考にしてくださいね。

5月11日「ご当地キャラの日」

【由来】
「5(ご)10(当)1(地)」と読む語呂合わせにちなんで、一般社団法人日本ご当地キャラクター協会が制定しました。地域活性化のため、街を元気にするご当地キャラクター同士の連携を深め、それぞれのローカルキャラを全国に発信するのが目的です。

5月12日「看護の日」

【由来】
毎年5月12日が「国際ナースデー」であることから、日本では「看護の日」とされます。フローレンス・ナイチンゲールの誕生日に由来し、「ナイチンゲールの日」とも呼ばれています。

 5月13日「愛犬の日」

【由来】
ジャパンケネルクラブ(JKC)が1994年(平成6年)制定した記念日です。この日にジャパンケネルクラブの前身である団体全日本警備犬協会が創設されたことに由来しています。

5月14日「温度計の日」

【由来】
1686年のこの日、水銀温度計を発明したドイツの物理学者ファーレンハイトが誕生したことに由来しています。その名前は、華氏温度目盛りの単位に使われる記号に残っています。

5月15日「Jリーグの日」

【由来】
1993年(平成5年)のこの日に、日本のプロサッカーリーグであるJリーグが開幕しました。2013年(平成25年)に開幕20周年を迎え、その原点の日をいつまでも記憶していて欲しいとの願いを込めて日本プロサッカーリーグ(略称:Jリーグ)が制定しました。初年の開幕戦はヴェルディ川崎対横浜マリノス戦が国立競技場で行われ、1対2で横浜マリノスが勝利しました。

5月16日「旅の日」

【由来】
日本旅のペンクラブが1988年(昭和63年)に制定しました。1689年(元禄2年)のこの日、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅へ旅立ったことに由来しています。せわしない現代生活の中で「旅の心」を大切にし、旅のあり方を考え直す日とされています。

5月17日「お茶漬けの日」

【由来】
江戸時代にお茶の製法を発明し、煎茶の普及に貢献した永谷宗七郎の子孫にあたる永谷嘉男が創業した株式会社永谷園が制定、2012年(平成24年)に日本記念日協会により認定されました。日付は、永谷宗七郎の命日である1778年5月17日に由来しています。

5月18日「ことばの日」

【由来】
「5(こ)10(と)8(ば)」と読む語呂合わせが由来とされています。人間だけが使う「言葉」の意味や力について、考える日にしてみてはいかがでしょうか。
【おすすめ活動例】言葉集めゲーム
いちごジャム作り
ことばの日の保育には「言葉集めゲーム」を取り入れてみてはいかがでしょうか。言葉集めゲームは、お題となるひらがな一文字を決め、その文字から始まる言葉を考える遊び。準備物がないので手軽に取り入れられます。

【遊び方】
  • 保育者が「『あ』のつく言葉はなーんだ?」と、お題の頭文字を決める
  • 子どもたちが「あめ」「あひる」「あんぱんまん」など『あ』から始まる言葉を答える
子どもたちが思いついた言葉をどんどん言ってもらうことで、楽しみながら思考力や語彙力を育むことができますよ。

5月19日「ボクシングの日」

【由来】
1952年(昭和27年)のこの日、日本人として初めてボクシングの世界チャンピオンが誕生したことを記念して日本プロボクシング協会が制定しました。挑戦者である白井義男が、世界フライ級チャンピオンのダド・マリノに判定勝ちを収めました。

5月20日「ローマ字の日」

財団法人日本のローマ字社が、1955年(昭和30年)年に制定しました。日本式のローマ字である「ローマ字国字論」を唱えた田中舘愛橘(たなかだて あいきつ)の命日に由来しています。

5月下旬(5/21~5/31)

最後に、21〜31日の記念日をご紹介します。おすすめの活動例も参考にしてくださいね。

5月21日「小学校開校の日」

【由来】
1869年、京都市に日本初の小学校「上京第二十七番組小学校」が開校しました。こちらは、住民が自分達で資金を調達して開校した学校です。

5月22日「たまご料理の日」

【由来】
5月を「0(たま)5(ご)」、22日を「2(ニワトリ)2(ニワトリ)」と読む語呂合わせにちなんで、一般社団法人 全日本うまいもん推進協議会が制定しました。「たまご料理」を通して食についての衛生と安全を啓蒙する日として、また「たまご料理」の食文化の振興という願いが込められています。
【おすすめ活動例】手遊び『たまごをポン』
たまご料理の日の保育には、『たまごをポン!』の手遊びを取り入れてみるのはいかがでしょうか。

『たまごをポン』は、卵を使って「なまたまご」「めだまやき」「たまごやき」「ゆでたまご」「ホットケーキ」などいろんなたまご料理を作る手遊び。振り付けも歌詞も繰り返しが多く覚えやすいので、乳児クラスの子どもたちも楽しめます。

「そのまま食べたら…?」と子どもたちに問いかける形で歌うと、参加型の手遊びになってさらに盛り上がりますよ。

5月23日「キスの日」

【由来】
1946年(昭和21年)に、日本で初めてキスシーンが登場する映画である『はたちの青春(佐々木康監督)』が封切りされた日にちなんでいます。主演の大坂史郎と幾野道子は、ほんのわずかに唇を合わせただけでしたが、映画館は連日満員になりました。

5月24日「伊達巻の日」

【由来】
「伊達巻(だてまき)」の名前の由来といわれている戦国武将 伊達政宗の命日が由来。玉子焼きや厚焼きなどの寿司具材を製造・販売する株式会社千日総本社(現:株式会社せんにち)が制定、日本記念日協会により認定されました。華やかで洒落た滋養豊かな卵料理である伊達巻を、日本の食文化として広く後世に伝えていくことが目的です。

5月25日「食堂車の日」

【由来】
1899年(明治32年)のこの日、山陽鉄道(現:JR西日本山陽本線)の京都~三田尻間で食堂車付き一等車が初めて連結されたことを記念して制定されました。

5月26日「ル・マンの日」

【由来】
1923年(大正12年)に、自動車耐久レースの最高峰として有名な「ル・マン24時間レース」の第1回大会がフランス北西部の町ル・マンで開催された日に由来しています。

5月27日「百人一首の日」

【由来】
1235年(文暦2年/嘉禎元年)のこの日、小倉百人一首が藤原定家によって完成されたことにちなんでいます。

5月28日「花火の日」

【由来】
1733年(亨保18年)に、隅田川の両国橋付近で水神祭りの川開きが行われ、その際に慰霊を兼ねた花火が打ち上げられた日に由来しています。これが「両国川開きの花火」の始まりとされています。

5月29日「こんにゃくの日」

【由来】
「5(こん)2(にゃ)9(く)」と読む語呂合わせから、1989年(平成元年)に全国こんにゃく協同組合連合会によって定められました。また、こんにゃくの種芋の植えつけが5月に行われることにも由来しています。
【おすすめ活動例】けんちん汁のクッキング
いちごジャム作り
こんにゃくの日には、こんにゃくを使ったけんちん汁のクッキングはいかがでしょうか。

材料
  • こんにゃく
  • 大根
  • にんじん
  • ごぼう
  • 出汁
  • 味噌
作り方
  1. こんにゃくを手やスプーンでちぎる
  2. 野菜と豆腐を食べやすい大きさに切る。
  3. 具材をお鍋で炒める
  4. 3.に水と出汁を加え、火が通るまで煮る
  5. 味噌を入れて少し煮れば完成
こんにゃくは手やスプーンでちぎれるので、2、3歳児クラスの子どもたちも参加できます。4、5歳児さんはこんにゃくだけでなく、野菜を切る作業も担当しても良いですね。みんなで作ったけんちん汁は、給食でおいしくいただきましょう。

5月30日「ゴミゼロの日」

日付は「5(ご)3(み)0(ゼロ)」と読む語呂合せに由来。1975年(昭和50年)に愛知県で市民運動として「530(ごみゼロ)運動」が始まったことをきっかけに各地に広がり、1985年(昭和60年)に運動10周年を記念した全国大会で毎年5月30日を「530の日」とする宣言がされました。

5月31日「世界禁煙デー」

世界保健機関(WHO)が1989年(昭和64年/平成元年)に制定した国際デーの一つです。日本では、5月31日から6月6日までの1週間が「禁煙週間」となっています。

>>5月の「今日は何の日」



「今日は何の日」ネタで活動の幅を広げよう!

今回は、5月の「今日は何の日」をご紹介しました。普段の保育活動に5月の記念日ネタを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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